割り勘

お酒と子どもで、ちゃんと割る

お会計の合計
¥
飲み放題
参加者
均等割りにする係数を使わず全員同額

  
計算の根拠

「だいたいで」と言って、損をする

お酒を飲まない人がいる飲み会。子ども連れの食事会。合計÷人数では合わないと分かっているのに、その場で正確に割るのは面倒です。だから「飲んだ人は5,000円、あとは3,000円で」とざっくり言ってしまう。端数も自分が持つ。

送金はPayPayで一瞬で終わります。面倒なのは、その前の金額を決めるところだけ。それなのに、そこで毎回ざっくり多めに払っている。

お酒を飲む人を対象にした調査では、精算方法の1位が「飲んだ人が多めに払う」で45.7%でした。気前がいいのではなく、計算が面倒なだけかもしれません。

未就学児と小学校高学年では、食べる量が倍近く違います。そこまで手で計算する気にはなれないので、その「だいたい」を10秒で「これ」に変えるツールを作りました。

料理の係数

出発点は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の推定エネルギー必要量です(身体活動レベル「ふつう」・男女平均)。

年齢必要量大人比
3〜5歳1,2750.53
6〜7歳1,5000.63
8〜9歳1,7750.74
10〜11歳2,1750.91
12〜14歳2,5001.04
15〜17歳2,5751.07
30〜49歳2,4001.00

ただし、この数字をそのまま使うと成立しません。小学校高学年は大人の0.91、中学生は大人を超える。「子どもなのに大人並みの金額」は、たぶん場が凍ります。

そこで、飲食業界が実際につけている値段に合わせました。ホテル・旅館の食事付きプランは、小学生を大人料金の50〜70%程度に設定し、低学年と高学年で料金区分を分けている施設もあります。食べ放題チェーンは、未就学児無料・小学生半額・中学生から大人料金が定型です。

採用した係数がこれです。

大人1.00
中高生1.00
小学校(高)0.70
小学校(低)0.50
未就学児0.30

中高生を大人と同じにしたのは、カロリーでも商習慣でも大人と同等以上だからです。両方が同じ結論を指しています。

飲み放題を実費入力にした理由

相場(アルコール込み2,000円前後、ソフトドリンク700円前後、小学生220円前後)を内蔵することもできました。実際、一度そう作りました。

やめたのは、レシートに単価が書いてあるからです。書いてあるものを推定で埋めると、推測が事実の顔をすることになる。だから単価欄は空にして、相場は薄い字の参考だけにしてあります。

逆に料理の係数を内蔵しているのは、「誰がどれだけ食べたか」がレシートに書いていないからです。書いていないものは推定するしかなく、推定する価値もある。この線引きだけで作っています。

飲み放題なしのとき、飲まない大人が0.75になる理由

飲み放題がない場合、会計には単品のドリンク代が混ざります。飲食店のFD比率(料理とドリンクの売上構成比)は業態でほぼ決まっていて、居酒屋はおおむねフード6:ドリンク4。ぐるなびの調査では、飲酒を伴う外食1回あたりの支出はアルコールが約1,570円、ソフトドリンクが約580円で、比にすると0.37です。

0.6 × 1.00 + 0.4 × 0.37 = 0.75

子どもの係数を下げていないのは、子どものドリンク消費について同等の測定値が見つからなかったからです。測っていないものは、触らないことにしました。

このツールが苦手なこと

  • FD比率6:4は店舗全体の平均です。子どもが多い会に当てはまる保証はありません。
  • 学年の境界をあえて書いていません。よく食べる低学年は「高」に入れてください。区分は年齢の証明ではなく、食べる量の目安です。
  • 納得できなければ「均等割り」で全員同額に戻せます。傾斜を押し付けるつもりはありません。
  • 100円単位に切り上げているので、必ず端数が余ります。幹事が引き取る前提です。
このツールについて
  • 計算結果はあくまで目安です。実際の精算は、その場の合意で決めてください。
  • 入力した内容は、保存も送信もしていません。ブラウザの中だけで計算しています(表示用の書体のみ Google Fonts から読み込んでいます)。
  • 年齢ごとの係数は厚生労働省の統計を参考にしていますが、厚生労働省が割り勘の方法を示しているわけではありません。飲食店の実勢価格に合わせて独自に調整したものです。
  • 予告なく変更・停止することがあります。
  • 本ツールの利用により生じた損害について、責任を負いかねます。自己責任でご使用ください。